where the sidewalk ends

割と長文で泣き言をいうところ。

無題

休みが終わっていく。今日は一日ほとんど何もしなかった。多分「も」と言う方が正確なのだろうと思う。僕にとっては様々な、困難な、でも他人から見れば些細な出来事に足をとられまごまごしている内に、時間は中立で公明正大な顔をして誠実に過ぎ去っていく。夏が終わりかけ長くなった暁闇の中を高速道路に向かってとぼとぼと歩いていると、どうしても、どうしようもなく、自分が無価値な役に立たない人間である気がして、僕は立ち止まれなくなる。歩き続ければ逃げられる、歩き続ければ有益な人間になれるとでも言わんばかりに。

歩き続けることへのオブセッション、それに半ば引き摺り倒されるように、歩くのが好きだ。或いは、移動するのが好きだ。目的地に辿り着きたくない。完了への負の走性は永久性への嗜好の陰画として僕の中に深く刻まれている。