where the sidewalk ends

割と長文で泣き言をいうところ。

この風景の裏側にあるふるさと、の気配

文字は、

それが連なった文章は、

それが折り畳まれた本は、

それが積み上げられた図書館は、

そこに降り積もった埃と時間の、置き忘れられた古い家具は、

動かすことの出来ない、僕の安全の記憶だった。

長い間動かずに倦んだ空気や、明かり取りの窓の下で嗅ぐ、初夏の夕方の、あの味、そして薄暗がり。

遠くから聞こえてくる、車の通る音、渡る風、ラジオ、晩鐘、鳥の声。